読んでほしいこと
これは、私が経験したすごく怖かった体験です。
今、動物病院の医療ミスが少しずつ騒がれ始めてますが、
まだ、人間のそれと違って、患者側の泣き寝入りが
余儀なくされてるのも現実です。
ひとつの命であることを、もっと重いものだと
考えてほしい。
ペットという家族を持つ私たちの叫びを
生きたいと願う動物たちの叫びを
ちゃんと聞き入れてくれる獣医さんに巡り合いたいものです。
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今から数年前、大事なケビンが死にかけました。
ケビンは、私の宝物で、とても大事な大事な家族・・
そのケビンが・・
思い出しただけで、涙が出ます。
できれば、忘れてしまいたい・・
でも、今、私の横であお向けにひっくり返って、
気持ちよさそうにしてるケビンを見てると、
可哀想な猫たちを少しでも助けてあげなければ・・
という気持ちになります・・
思い出したくない、恐かった日々・・
少しでもわかっていただけたらと思います。
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その日、ケビンは朝から、調子が悪そうだったのに、
私は自分が遊びに行く事ばかりを考えていて
あまり、本気で対処しようとしませんでした。
ケビンは、尿道結石という、猫にはめずらしくない病気にかかっており、
時々調子が悪くなってましたが、そんな時は、
通院を2~3回しただけで、なんとか治ってたのです。
だから、その日も、明日病院に連れて行こう・・
くらいの軽い気持ちでした。
夜中に帰った私は、あまりに具合の悪そうなケビンを見て、
初めてただ事じゃない事を自覚しました。
夜中だったせいもあり、いつもの先生と連絡がとれなかったため、
電話帳で、調べまくり、やっと夜中でも
見てくれる先生を探した時は、もう数時間たってました。
ケビンは、痛さのためか、うなっていて、その初めて聞く、
苦しそうな声に私はすごくあせってました。
だから、一刻も早く、病院に連れて行きたくてあせってたんだと思います・・
私は初めての病院に連れて行きました。
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そこの病院は家からはかなり遠く、雪が降っていて、病院に着いた頃は、
もうすでに明るくなりはじめていました。
ろくろく、話も、聞いてくれないで、その先生は、「手術すれば大丈夫」といいました。
今にして思えば、そのときにその先生を少しでも疑っていたら、
あんな事にはならなかったのかも知れません。
ただ、そのときの私は、とにかく、ケビンが死んじゃったらどうしよう・・
そればかりを考えてたのです。
獣医さんにまかせれば、安心だ・・とも・・
うなるケビンの声に後ろ髪引かれながら、とりあえず、入院させて、帰路へ・・
帰りの車の中で、とにかく祈りました・・
ケビンを助けて・・と・・
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次の日の仕事中、携帯に病院からの呼び出しがありました。
電話の向こうで、先生が「かなりやばいよ~」・・
そう言ったのを、声のトーンも含めて鮮明に覚えてます。
で、仕事もそっちのけでかけつけた時、ケビンは、
もう泡をふいてる仮死状態でした。
変わり果てた姿・・
たった一晩でこんなに悪くなっちゃうもんなのか・・
と、とにかく倒れそうでした・・
名前を呼んでみる・・うつろな目は全然反応しない・・
昨晩手術した割に、汚いペットシーツに傷口を下にして、
力なくぐったりしてました・・
耳に触ると、冷たい・・
泡をふいて、汚くなった口元・・
とにかく、涙がとまらなかった・・
しばらくして、先生がやってきて、
「膀胱に、おしっこがたまらないんだよね~~」と、軽い口調で言いました。
あとになってわかったことだけど、
そのとき膀胱におしっこがたまらなかったのは、
手術の後始末が不十分で、膀胱にたまるべきおしっこは、
体の中にもれてたそうです・・
受け付けに来てくれる?
ほんとに軽い口調でした。そこで、手術費と入院費を支払うと、
その先生は私の横にいたおばさんと話していて、
大声で笑いながら、
「自宅で看取ってやって~」
と、一言・・・・・
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私の大事なケビンが死を意識するほどのときに
なぜ、そんなに軽い口調で話せるのかがわからなかった。
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バスタオルにくるんで、冷たくなりかけてたケビンを抱いて帰りました。
悲しいより、悔しかった・・
こんなとこに連れてきてごめん・・そんな気持ちでした。
獣医さんが完璧に病気を治してくれるとは思いません。
ただ、ペットといえど、家族である事を忘れてほしくなかった・・
思いやりのない態度に、憎しみさえ湧いていました。
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家に帰って、動かないケビンを私の横に寝せました。
これが最後の夜かもしれないと思って、ずーと顔見てました。
動かない腕をずっとさすってました。
何度も何度も名前を呼びました。
そうしないと、ケビンが逝ってしまいそうで恐かったから・・
すっかり冷たくなってました。
いつもは、ふわふわの毛並みも、ぺたっと体にはりついて、硬くなってました。
でも・・
何回か名前を呼んだ時、ちょっとだけ尻尾が動き、
静かに少しだけ目を開けたのです。
死んじゃうかも・・って気持ちが、
もしかしたら、この子は助かるんじゃないか・・
という期待に変わった一瞬でした。
そう思ったら、いてもたってもいられなくなり、
とにかく、温めてあげよう・・と、ずーっと名前を呼びながら暖めました。
時々、苦しそうに胆汁を吐くから、ベッドも私もびしょびしょになってたのを覚えてます。
早く朝になればいいのに・・何度も時計見ながら、ケビンと一緒に頑張りました。
恐怖の中の希望・・
とにかく、朝まで頑張ってほしかった。
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朝、友達に紹介してもらったすごく信頼できる先生のところに運びました。
顔中ひげだらけの熊のような先生は
「苦しかったね~~」
と、ケビンの目を見て言ってくださったのです。
それだけで、救われたような気がしました。
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入院の手続きなんて、あとでもいいから、
とにかく早く・・
その先生は、すぐに手術をする準備を始めました。
助かる確立は20%・・と聞かされた時、
20%も助かる確立がある・・
と、目の前が開けたようでした。
助かる確立が20%もあるのに、看取れ・・というのはどういうことなんだろう・・
前の獣医さんに対しての気持ちはもう怒り以外のなにものでもありませんでした。
先生にお願いして、一度家に帰ると、電話が・・
「手術は成功・・とにかく、顏見に来てやって」・・と・・
成功したからといって、その後の確立が20%である事はわかっていながら、
とにかく、嬉しくて嬉しくて・・
病院で先生に呼ばれ、いろいろな説明を聞きました。
前の病院で入れっぱなしにされたカテーテルと、結石を見せられ、
泣き崩れました。
こんなものが、体の中に・・
冷たくなってたのは、腹膜炎のせいだそうで、
術後の傷口のケアがされてなかったようでした。
話しを聞いて、集中治療室に案内されて、また驚き・・
清潔なその部屋には、先生が仮眠できるベッドがあり、
もちろん清潔なペットシートに麻酔から覚めたばかりの
ケビンが目をぱっちりあけてこっちを見たのです。
あんなに焦点の合わなかった目が・・
じーっと私を見ていました。
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それから、とにかく、毎日病院に通いました。
男の人になつかないケビンが先生になついてたのを見たとき、
どんな風に接してくれてるのかよくわかりました。
2ヶ月間、ずーっとそんな生活をしてました。
で、退院・・
すっかり痩せちゃったけど、ケビンが戻ってきた・・
それだけで、ほんとに嬉しかった・・
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それから、何度も何度も、体調を崩して、
そのたびに、入退院をくりかえしてたけど、
私は、そこの先生を信頼してたし、もう何も恐いことはありませんでした。
命って限りあるものだから、絶対・・ではなくても、
愛情持って最善を尽くしてもらえるのであれば、
ケビンも私も本望でした。
私にできることなんて何もなくて、千羽鶴ひたすら折ってた・・(笑)
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今でも思い出すと、涙がでます。
命の大切さってわかってても、なかなか実感できないけど、
ケビンにはいろんな事教えてもらった・・
意味もなくうまれてくる動物なんて絶対にいないと思う。
命あるんだから・・人間と同じように・・・
最近よく聞く、動物虐待の話・・
絶対に許せない・・・
私たちの手で、できるだけ守ってあげたい・・そう思ってます。
今、私の足にじゃれてるケビン見て、
すっごくはっぴー・・・ケビンもきっと思ってるはず・・
「生きててよかったぁ」・・って・・・(⌒~⌒)ニンマリ
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少しでも、不幸な動物が減りますように・・
そして、獣医さん・・
私たち素人は獣医さんを信じるしかないのです・・・・・
そのときの千羽鶴(今は元気になったケビンのおもちゃになってる)

余談ですが・・
ケビンが最初にかかった許せない獣医を
訴えてやろうとも思いました。
そのあと、一度だけ電話をしたんです。
あまりにくやしくて・・
そのときに、その医者は
「結局、助かったなら別に問題ないでしょ」と・・
私も感情的になり、怒鳴り散らしてしまいましたが、
そういう問題でしょうか?
あのときのミスがなければ、ケビンは痛い思いをしないで済んだ・・
今でも、後遺症は残ってます。
人工尿道になったので、定期的に手術が必要です。
ただ、訴えたところで、健康なケビンは戻らない。
今はただ、普通の子と同じ生活ができて
普通に長生きできれば・・
いつまでも、私のそばにいてくれればそれでいい。
わからないヤツに何を言っても、無駄だという結論に達し、
訴えるのはやめました。
これでよかったんだよね・・ケビン・・
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